ドイツの大学への入学条件(学歴面)

今考えるともう少し書く順番に気を付けるべきだと反省しているのですが...







留学したい大学を決めてからのお話

大学選びの基準を自分の中にまず定めてから行きたい大学を選ぶということをしましたが,これには理由があります.日本の大学入試は2016年7月現在,例えば国立大学だったらみなさん同じ日にちにセンター試験を受けてから各学校別の二次試験をこれまた同じ日に受けるという形が一般的です.しかし,ドイツの大学に留学しようとしたときは大学別に締め切り日などの日程が異なるようです.日本での私立大学入学のようなものですね.なので,大学を決めておかないと今後の予定を立てることが難しいと思い,先に大学を決めました.

さて,大学が決まったら次にやることは「その大学に入るためにはどうすればよいか」に集中すれば良さそうです.この記事では,自分が第一志望であるfreie Universität Berlinの場合を具体的に見ていきたいと思います.かといって,自分の場合にしか当てはまらない記事というわけでもなく一般的な話も混じっているので,一読して助けになる情報を自分で引き出していただければと思います.

出願可能な学歴上の条件

こちらの内容についてはDAADのドイツの大学へ入学申請するための学歴上の資格に詳しく載っていて,結局のところこちらを参考すれば十分かと思います.注意点としては,どのような学歴を自分が持っているかで,応募できる専攻が制限される場合があります.かいつまんでまとめると,次のようになるでしょう.

    • 高校まで日本で通って初めての大学がドイツの場合

卒業をしていて,かつ,入りたい専攻と関係のある科目(これは大学によるのでそれぞれの大学で詳しく見ないといけないので注意)のセンター試験で62%の点数を取っていること.つまり申し込める学科に制限あり.

    • 四年制(全日)の大学を卒業し学士号を持っている場合

任意の学科に応募することができる.最終学歴が大卒でも,高校の卒業証明書と成績証明書が必要であることに注意.

    • 四年制(全日)の大学に一年間通った場合

一年間大学で勉強したけど,やっぱり留学したいって方.この場合,専攻は在籍している専攻と関係ある学科に制限されるようです.さらに「どーせ留学するから」と学校の授業をサボっているとこれまたダメで,一年で35単位はとっていないとダメ.

    • 短大卒業

短大時代と関係のある選考に制限される.専攻を変えたい場合は,Studienkollegというドイツの大学の入学申請資格を得るための勉強をする機関に入学して,ドイツで改めて大学入学資格試験(Feststellungsprüfung)を受験する必要があるようです.

一度,4年全日制の大学を卒業した人は自由な学科に応募できますけど,それ以外はそれまでの自分が勉強してきた背景に依存するといったところでしょう.他の国に留学するとなったときどうなるのかわからないので何とも言えないのですが,ただ「いきなりこれを勉強してみたくなったから,行ってみる」みたいな心持では厳しいということですね.

上の学歴上の条件はDAADがまとめてくれたものですが,その下の注意をよく読むべきでしょう.

いずれの場合も、希望通りの留学ができるかどうかを、必ずご自身で事前に留学先の大学にご確認ください。

留学生の受け入れ条件は国が決めているというよりは各大学が決めているため,ちゃんと大学のウェブサイトで確認しましょうということですね.これは学歴上の資格だけでなく,ほかの資格全般に言えることです.なので,これからは自分の場合であるfreie Universität Berlinの場合はどうだったかについて少しだけ書いてみます.

出願はuni-assistより

自分の第一志望であるベルリン自由大学の場合,uni-assistという機関を通じて願書を提出します.この期間は選考に直接かかわっているわけではなく,書類や条件に不備がないかをチェックする機関のようです.この機関のアカウントを作って,そこにお金を払うことで手続きが始まるようです.

リンクを張っておいてなんですが,uni-assistのサイトでは上のような学歴面の条件は見つけれませんでした.留学に行くからには自分の力でこれぐらいの情報は見つけなければならないという強迫概念の下でもう少しだけ調べてみたところ,日本のDAADのサイトにドイツDAADの英語版へのリンクがありそこで見つけることができました.

DAAD – Admission requirements

ここでcountryをjapanにして自分の情報を入力していくことで日本のDAADの受け入れの情報と同じ結果が得られます.

後で気づいたんですが,この入力フォームに大学名入れるところがなかったので,結論から言うと大学がuni-assist経由で願書を受け付けているのであれば,学歴は上に書いてある日本のDAADのサイト通りでよいということですね.


ということで,ベルリン自由大学の学歴面の入学条件が分かったところで,この記事は終わりにしたいと思います.次はドイツ語力の面での条件を書いてみようかと思います.

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IAtLeX です.ブログをはじめてさほど時間がたっていないので,未熟な内容が多々あるかと思いますが,それも時間が解決してくれるはず...Python系の記事を着々と充実させていきたいです.投稿主についてはこちらを参照してください.

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コメント

  1. あおい より:

    はじめまして、ベルリン自由大学に入学希望しています。
    自然療法を勉強したいのですが、
    ネット上では分かりません。
    もし、すでに入学されていたら、
    色々と質問させて頂きたいです。
    メールでやりとりできたらうれしいです。
    よろしくお願いします。

    1. IAtLeX より:

      返信遅れて申し訳ありません!後にメール送らさせていただきます。

      自分もこのコメント見て自然療法について調べてみたのですが、日本ですと自然療法って似非科学であるという見解が強いみたいですね… 私も薬とかはなるべく使いたくない人なので、自然療法が科学的に説明されていくことを期待しています(いわゆる「科学的」じゃないとちゃんとしたものじゃない、ってのも少し気持ち悪い気もしますね)。

  2. あや より:

    はじめまして。
    あおい様のコメントを拝見し、コメントを残させて頂きました。
    私も、自然療法を学びたく、ベルリンで学べる大学を探しております。
    もし、お分かりになられる事がありましたら、教えていただきたいです。
    私も、メールでやり取りさせていただけたら、嬉しいです。

    お忙しい事と存じておりますか、メールをお待ちしております。

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